【日本初】タクシーデリバリー専用アプリ「GO Dine」提供開始
2021/5/24(月)
株式会社Mobility Technologies(以下、MoT)は5月19日、日本初となるタクシーデリバリー専用アプリ「GO Dine(ゴーダイン)」を都内一部エリアよりスタートすると発表した。星付き有名店をはじめ、各方面から高い評価を得ている銘店の商品をタクシー乗務員が玄関まで届けるという。
現在、全国のタクシー事業者はコロナ禍以前に比べて営業収入の約4割減が続いている。飲食店も営業時間短縮措置を行わざるを得ない状況にあり、両業界共に依然として厳しい状況下にある。一方、タクシー事業者が有償にて飲食店の飲料・食料を運ぶことが可能となる、有償貨物運送が2020年4月よりスタートした。これにより、各地でタクシーによるフードデリバリーが行われているが、飲食店やタクシー事業者側のオペレーションが複雑で、通常のユーザーの輸送や食品のデリバリーに比べて人手が必要となる。
タクシーデリバリーは、このような中でも、他のデリバリー方法に比べて、広範囲に大量輸送が可能かつ、荷崩れがしにくいというメリットがある。また、制服を着用したプロドライバーであるタクシー乗務員が対応するため、ユーザーとのトラブルも少ないと、飲食店側はタクシーデリバリーに期待を寄せているという。
タクシーデリバリー専用アプリ「GO Dine」は、タクシーデリバリーに特化した日本初のアプリだ。高クオリティな飲食店・メニューを揃えており、注文から決済までをアプリ内で完結することができる。アプリ化することにより、ユーザーの注文ハードルを下げ、店舗・タクシーへの送客を後押しする。また、タクシー事業者・飲食店ともに負担となっていたオペレーション部分が省人化され、負担が軽減されることにより、双方のフードデリバリーへの取り組みのハードルを下げる。
MoTは、「GO Dine」を都内一部エリアよりスタートし、今後エリアや店舗の拡大などサービス拡大を行い、タクシーフードデリバリーの活性化を進めていくと述べている。