JTBでは、2012年より法人の抱える課題解決の手段として、利用条件の指定や乗車履歴を可視化できる「JTBタクシーチケット」の企画・販売を行っている。一方、MoTでは、タクシーアプリ「GO」をはじめ、法人向けサービス「GO BUSINESS」の展開を行い、国内のタクシーDXを進めている。さらに、 「GO BUSINESS」の新デジタルタクシーチケット機能「GOチケット」を今春から提供する予定だ。



同サービスの特長は、有効期限と上限金額の管理、およびGPSによる乗降地情報取得、実利用チケットのみを対象とした課金体系、電子納品などの機能性だ。これにより、コンプライアンスやコストの管理、業務改善に大きく寄与することが期待できる。さらに、同チケットの活用を含むあらゆるイベントの資材の調達やイベント管理・運営など全てのプロセスをワンストップで行うことにより、戦略的なデータ活用が可能になる。

また、両社は、JTBが持つMICE※ 領域における高い専門性とMoTのタクシーDXノウハウの融合により、MICEのDXサポートから広く交通パッケージの共同販売なども見据えている。そして、さまざまな移動課題の解決を図るために、協業を進めていくという。なお、両社は、今後MICE領域に留まることなく、広く旅行領域における交通パッケージの共同販売なども見据え展開していく予定だと述べている。