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日本ユニシス、MaaS基盤アプリサービス「L-PASS」提供開始

2022/3/4(金)

日本ユニシスは、地域を代表する交通事業者や地方自治体向けに、生活者MaaSの基盤となるアプリケーションサービス「L-PASS(エルパス)」を提供開始する。3月3日付のプレスリリースで明かした。

地方中核都市では、人口減少やマイカー依存による郊外の発展、コロナ禍での生活者の行動範囲縮小などの課題を抱えている。これにより、公共交通の利用者減少やまちなかの活力低下など、地域公共交通を取り巻く環境は、より深刻になっている。

各地域は、この状況打破に向けて、MaaSに代表されるデジタル施策によって、地域公共交通の利便性向上による利用者増を目指している。そして、持続可能な交通サービスの実現に取り組む交通事業者や自治体が増加している。

L-PASSは、まちなか振興と公共交通利用の行動変容を促すスマホアプリだ。外出と消費行動を促進するUXにより、生活者の移動総量を増やす。アプリを利用する生活者は、地域店舗や施設のデジタルクーポンや公共交通のデジタル乗車券を、移動目的に応じて1つのアプリから獲得できる。運営する事業者は、利用ログやGPSデータを活用し、地域の交通政策立案やまちづくりにつなげることができる。

また、日本ユニシスは、石川県金沢市と新潟県新潟市でMaaSおよび移動データ利活用の実証実験を2021年12月から行っている。同実証実験は、経済産業省 令和3年度「地域や業種をまたがるモビリティデータ利活用推進事業」に選定されたものだ。L-PASSは、生活者MaaSアプリ(新潟:りゅーとなび、金沢:い~じ~金沢パス)として、先行的に試用されている。



なお、日本ユニシスは、2024年度までに20地域でのL-PASSの展開を目指すという。多様な生活サービスとの接続による機能拡大を通じて、地域全体のDXを推進するインターフェースとなることを目指すと述べている。


(出典:日本ユニシス Webサイトより)

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