改正道交法対応 ナビタイム、電動キックボード等向けルート検索機能提供へ
2023/7/13(木)
株式会社ナビタイムジャパン(以下、ナビタイムジャパン)は、7月1日に施行された道路交通法の改正に対応し、特定小型原動機付自転車(いわゆる電動キックボード等)向けのルート検索機能を提供開始する。
ナビタイム、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、「電動キックボード向けナビゲーションシステム」を連携して提供している。さらに、「BIRD」を日本で展開するBRJ株式会社をくわえた3社は、国内初となる電動キックボード専用ナビゲーションシステムの実証実験6月1日より開始した。
同システムは、電動キックボード向けの目的地検索、周辺のポート検索、ルート検索等の機能を備えている。Webアプリで提供しているおり、ユーザー側での新たな設定をすることなく使用可能だ。
また、同システムで目的地までのルート検索を行うと、自動で規制等を考慮したルート検索やナビゲーションを行う。具体的には、「大きな高架やアンダーパスやトンネルなど、特定小型原付が走行禁止の場所」、「歩道橋のスロープなど、歩行者や自転車のみが通行可能な箇所」などを考慮している。ナビタイムジャパンは、このような場所について、特例特定小型原付での走行もしくは手押しで通行することを想定しているという。
なお、同社は、経路探索の技術により規制等を考慮したルートを提供し、電動キックボードに慣れていない人でも安心して走行できるよう運転をサポートする。これにより、モビリティ社会・まちづくりへの貢献を目指すと述べている。