ナビタイム、乗換NAVITIMEアプリにて電車の運転再開予測提供開始
2022/7/12(火)
株式会社ナビタイムジャパン(以下、ナビタイムジャパン)は、「乗換NAVITIME」アプリにて、電車の運転再開予測情報を提供開始する。7月7日付のプレスリリースで明かした。これにより、運転見合わせが発生した際の運転再開時間の目安をアプリで確認できるようになる。
運転再開予測は、運転見合わせが発生した場合に電車が復旧するまでの時間を予測するサービスだ。アプリ上の運行情報画面において、運転再開までの予測所要時間を確認できる。また、運行情報の詳細画面では、過去の復旧実績をグラフで確認可能だ。運転再開予測と過去の復旧実績を比較できるため、復旧時間が長くなるケースや短くなるケースも視野に入れることができる。また、同アプリには、既存機能として、遅延が発生している路線を避けるようにルートを検索する迂回ルートを検索する機能がある。この機能と今回の機能をあわせて確認することで、到着時間の比較が可能だ。運転再開を待った方が早く目的地に到着するケースもあり、迂回するべきか待つべきかの判断材料になる。対象路線は、まずはJR東日本、東急電鉄、西武鉄道、都営地下鉄としており、エリア拡大も検討中だ。
予測データは、各路線の過去約3年分の、同一理由で発生した運転見合わせから運転再開までの所要時間を収集して平均値を算出することで生成している。予測データは、よりリアルタイム性の高いデータとして鉄道事業者が運営する公式Twitterアカウントの発信内容を活用した。公式Twitterアカウントや公式ツイートの情報が取得できない場合は、同事業者・同路線でナビタイムジャパンが独自に集計した過去事例や平均値を、ナビタイム調べとして表示している。
なお、ナビタイムジャパンは、電車が再開するまでの時間が分からないことに不安を抱えているユーザーや、少しでも早く目的地にたどり着きたいと考えているユーザーの不安解消や意思決定に同サービスを活用してもらいたいと考えているという。さらに、同社は、今後も予測精度のさらなる向上に取り組み、対象路線の拡大も検討しながら、ユーザー一人一人の安心、快適な移動をサポートできればと述べている。