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ナビタイムジャパン、AI・AR使用の安全運転サポートアプリ提供開始

2021/3/24(水)

ナビタイムジャパンは19日、Android OS向けに、AIとARを搭載したドライブレコーダーアプリ『AiRCAM』(エアカム)の提供を開始すると発表した。

近年、あおり運転などの危険運転や、万が一の事故時に備えてドライブレコーダーへの需要が高まっている。また、ドライバーの高齢化や、逆走事故なども社会問題となっている。

今回のアプリの目的は、ドライブレコーダーのカメラが捉えている運転中の車の周囲の情報を使って、交通違反を防止し、事故を未然に防ぐことだ。AIを活用して、ドライブレコーダー映像から、車間距離や車線、歩行者などを検知し、事前に警告する。

今回のアプリの特徴は、「AIを活用した走行中のアラート機能」、「ARによる直感的な注意喚起機能」、「HAPPY DRIVEポイント」の3つだ。走行中の動画をAIでリアルタイムに解析し、あおり運転や通行帯違反等につながる運転に対し、警告表示・警告音で注意喚起を行う。ARCore対応端末であれば、一時停止やオービスの場所をドライブレコーダー画像にARで表示することも可能だ。

「HAPPY DRIVEポイント」は、一時停止、歩行者優先、安全な速度、安全な車間距離といった安全運転をすると、付与される。このポイントを貯めると、景品抽選に応募できる。

またシステムの負荷を分散するため、ソニーセミコンダクタソリューションズの開発したスマートカメラの管理技術、およびNICEアライアンスで規格化されたクラウド・エッジ間通信技術を応用した。画像分析処理をスマートフォン端末とクラウド間でリソースを割り当てて分担して行うことで、クラウドへのデータ転送量を削減し、データ転送遅延時間、クラウド通信コストの削減を実現している。

なおアプリのダウンロードは無料で、5月31日まですべての機能を無料で使用可能だ。今後は運転診断機能やナビゲーション機能等を追加し、一部機能は有料を予定している。また、iOS向けアプリも開発を検討しているという。



(出典:ナビタイム Webサイトより)

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