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日産、電動化推進 2030年までに投入する電動車両モデル数増加

2023/2/28(火)

日産自動車株式会社(以下、日産)は、電動化をより一層推進していくため、「Nissan Ambition 2030」で公表した2030年までに投入する電動車両のモデル数を増加した。2月27日付のプレスリリースで明かしている。

同社は、真に持続可能な企業となることを目指す長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」を2021年11月に発表した。日産は、同ビジョンにおいて、2030年度までに15車種のEVを含む23車種の電動車を導入。そして、ニッサン、インフィニティの両ブランドを合わせて、グローバルに電動車のモデルミックスを50%以上とすることを目指すことを明かした。さらに、同目標の達成に向け、2026年度までにEVとe-POWER搭載車を合わせて20車種導入し、各主要市場における電動車の販売比率を公表している。

今回の発表では、電動車両のモデル数を15車種のEVを含む23車種から、19車種のEVを含む27車種に増加する。併せて、2030年度時点のニッサン、インフィニティの両ブランドを合わせた電動車のモデルミックスは、グローバルで従来見通しの50%から55%以上へと上昇する見込みだ。

また、同社は、今回の発表で、主要市場における2026年度の電動車の販売比率についても、最新の見通しを明らかにしている。具体的には、欧州で75%から98%に、日本では55%から58%に増やしている。一方、中国については、40%から35%に減らした。くわえて、米国については、2030年度までにEVのみで40%以上と、変更なしとなっている。この結果、2026年時点のグローバルな電動車の販売比率は、従来見通しの40%から44%以上へと増加した。

ほかにも、同社は、各主要市場に対する具体的な取り組みについても触れている。中国市場向けには、専用のEVを2024年に投入するという。欧州では、確固たる電動化計画を継続して実行すると共に、アライアンスとのより強固な協力関係を推進していく予定だ。

なお、同社は、コネクテッドカーサービス戦略を強化し、車載コンテンツの充実からオンデマンド機能の実現まで、多様化する顧客ニーズに幅広く対応する。さらに、これらをソフトウェア定義車両(Software Defined Vehicles)を通じて実現することを目指している。そして、e-アーキテクチャーを搭載した「アリア」をはじめ、今後数年間でさらに多くの車種に搭載する予定だと述べている。

(出典:日産 Webサイトより)

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