日産、後付け急加速抑制アシスト発売 急なアクセル操作を検知し加速を抑制
2023/4/5(水)
日産自動車株式会社(以下、日産)は、急なアクセル操作を検知し、加速を抑制する後付け装置「後付け急加速抑制アシスト」を発売する。3月29日付のプレスリリースで明かした。
日産は、これまでさまざまな衝突回避サポート技術を開発してきた。例えば、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」、既販車向けの「後付け踏み間違い加速抑制アシスト」などだ。これらは、障害物を検知することで発動し、より安全な運転をサポートする。一方、今回発売する「後付け急加速抑制アシスト」は、アクセルペダルの踏み過ぎや、踏み間違いによる急なアクセル操作を検知し、加速を抑制する技術だ。障害物の有無に関わらず、車速が約30km/h以下での低速走行時において発動する。これにより、踏み間違いによる思わぬ事故の抑止や、被害軽減を目指す。さらに、同装置では、加速を抑制すると同時に、ブザーの音とメーターパネル内の出力制限表示灯(カメのマーク)を点灯させる。これにより、自身の急なアクセル操作を認知させ、ブレーキ操作を促す。
また、同装置は、既販のEV、およびe-POWER 車への装着が可能できる。「ノート e-POWER」(E12)への適用を皮切りに、順次対象車種を拡大していく予定だ。取り付け費用込みで7400円(税込)で提供するという。車種や仕様により、追加費用(部品代・取り付け費)が必要な場合があるとのことだ。なお、同社は、「後付け急加速抑制アシスト」を提供することで、さらに多くのユーザーに安心・安全に運転してもらえるようサポートし、交通事故の低減に取り組んでいくと述べている。
(出典:日産 Webサイトより)