日産、次世代運転支援技術の試作車デモ実施 Wayve社のAI搭載
2025/9/24(水)
日産自動車(以下、日産)は9月22日、2027年度に日本市場への投入を予定している次世代運転支援技術(ProPILOT)の開発試作車によるデモンストレーション実施を発表した。
今回の試作車は、EVの日産アリアをベースに、Wayve社の「Wayve AI Driver」ソフトウェアと、次世代LiDARによる「Ground Truth Perception」技術を活用した次世代ProPILOTシステムを導入したものだ。11個のカメラ、5個のレーダーセンサー、1個の次世代LiDARセンサーが搭載されている。
WayveのエンボディドAIは、次に起こること、自身の行動が及ぼす影響を予測する能力を持っているという。さらに、WayveのAIは、周囲のすべての状況の変化の過程の学習に重きを置き、多様な現実世界の事象を学習する。これにより、複雑な状況でも的確な判断をすることができるとのことだ。
くわえて、 次世代ProPILOT搭載車両は、高性能なLiDARセンサーをルーフに搭載する。なお、日産は、次世代ProPILOTは、2027年度中に日本国内市場向けの一部量産モデルに搭載される予定だと述べている。
■日産 チーフ テクノロジー オフィサー 赤石永一氏のコメント
現行のProPILOT 2.0は高い評価を得ていますが、次世代ProPILOTはさらに革新的な変化をもたらし、熟練ドライバーが運転しているかのような安心感を提供します。さまざまな交通状況に対応し、ドライバーはもちろん、道路を利用するすべての人々にとって、より高い安心感と安全性をもたらします。

(出典:日産 Webサイトより)