日産、京田辺市、同志社大EV活用のカーボンゼロ、モビリティ連携
2024/7/17(水)
日産自動車は7月12日、京都府京田辺市、同志社大学とEVを活用したカーボンゼロシティ、モビリティサービスを推進する3者連携協定を締結したと発表した。日産と同志社大が共同研究や、同大京田辺キャンパスのカーボンニュートラル(CN)化を検討。また、京田辺市を交えた3者で地域交通の改善を図る。
日産VGI(Vehicle Grid Integration、EVの電力網統合)と同志社大によるカーボンリサイクル技術を連携させ、CN技術の共同研究と、京田辺キャンパスCN化の共同検討をする。京田辺市を含む3者では、オンデマンド交通や将来の自動運転実装も視野に入れて地域のモビリティ課題解決に向けて地域交通のありかたを共同検討する。また、京田辺キャンパスを学生・住民・行政連携による持続的な活動の中核研究施設として活用する考え。
同志社大は二酸化炭素の資源化、エネルギー活用をするカーボンリサイクル研究に先端技術をもつ企業と取り組んでいる。同大のモビリティ研究センターは、複数のモビリティの移動状況をリアルタイムで共有し、域内交通を最適化するシステム開発を進めている。
京田辺市は2050年までの二酸化炭素排出実質ゼロを目標とし、23年度より「ゼロカーボンオフィス実行プラン」を推進。また、個人と組織・地域に望ましいモビリティ(移動状況)への変化を促す「モビリティ・マネージメント」にも取り組んでいる。日産は産官学連携による「新しいモビリティサービスの提供による社会変革」を推進。3者連携を決めた。