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NTTら、幕張新都心で実証事業実施 レコメンドや混雑情報等を配信

2022/1/27(木)

取り組み概要

日本電信電話株式会社(以下、NTT)、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、コムウェア)は、幕張新都心にて実証事業を2月1日から行う。1月25日付のプレスリリースで明かした。 目的は、withコロナ社会における安心・安全を考慮した回遊性の向上だ。

NTTと千葉市は、包括連携協定を締結しており、市の各種課題の解決に向けて連携しながら取り組んでいる。幕張新都心エリアは、幕張メッセやZOZOマリンスタジアム、JR海浜幕張駅周辺のショッピング施設を中心に、多くの人が訪れる。また、同エリアでは、ベイエリアを中心に多くの住民が生活しているが、回遊性の向上やにぎわいの創出といった課題を抱えている。

幕張新都心エリアでは、これまでドコモを中心に、AI運行バスや電動小型モビリティの実証事業を通じてモビリティの技術検証やニーズ調査に取り組んできた。その結果、各モビリティの利用需要があることを確認している。

今回の実証事業では、千葉市運営の「幕張新都心モビリティコンソーシアム」にて事業提案を行う。NTT、コムウェアと共にICTを駆使して、これまでよりもユーザー体験価値や移動の利便性の向上を図る。さらに、個人の目的や趣味・趣向に合わせたレコメンド、利便性の高い次世代モビリティと街や店舗の混雑情報や店舗の感染症対策状況の情報配信を組み合わせる。これにより、回遊性向上と密回避の両立を目指す。

具体的には、目的・用途に応じてアプリ版・Webブラウザ版の2つのサービスを提供する。アプリ版のコンセプトは、地域住民を中心に、日々のモビリティ利用や日常生活で気づかなかった施設・店舗に立ち寄ってもらうことだ。Webブラウザ版では、来街者を中心に、手軽にお薦め情報やクーポンをみてお好みの施設・店舗を訪れる街歩き体験を主なコンセプトとしている。同実証事業では、安心・安全を意識しながら各サービスの利便性の検証、およびエリア全体の回遊性を検証する。

なお、NTTグループでは、自治体やさまざまな地域のパートナーと協創する。そして、あらゆる移動手段と多様な地域サービスをMaaSで連携させながら、持続的な地域経済の発展、地域課題の解決に貢献していくという。さらに、同実証事業を通じMaaSビジネスの立ち上げを加速させ、より豊かで便利な顧客体験の創出ならびにスマートシティの実現に向けた取り組みを推進すると述べている。

実証事業対象エリア



(出典:NTT Webサイトより)

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