ニュース

NTTデータら、エネマネ等データ連携による有効活用の実証開始

2025/10/20(月)

実証イメージ

REDER社、ネクステムズ社、早稲田大学スマート社会技術融合研究機構、NTTデータグループ、NTTデータは10月15日、地域の労働力やエネルギーなどのリソースの過不足をマッチングし、有効活用する実証実験開始を発表した。

同実証の目的は、電気・水道・ガスといったエネルギーリソースを対象とし、それらユーティリティ分野の事業者間で安全にデータを連携させる仕組みを地域密着型の先行モデルで検証することだ。2025年度~2027年度に沖縄県波照間島で実施する。

具体的には、「水道の揚水稼働やガスの利用状況など電力の需給バランスに影響を与えるさまざまな要素を対象にした、異なる事業者間のデータ連携を実現するプラットフォームの構築」、「さまざまな事業者を実証フィールドに誘致し、構築したプラットフォームを用いた新規サービス・ビジネスに係る実証のコーディネート」の2つを実施する。

前者の特長は、事業者間で機微な情報の共有に対する心理的な障壁を下げるため、データを秘匿化したまま扱える機能をプラットフォームに組み込み、安全かつ安心して連携できる環境を整えるという。一方、後者では、農機・建機のレンタルやMaaSなどのサービスと連携しバッテリー(着脱式を含む)の稼働率を高める事例は、地域で発電した再エネ由来の余剰電力をバッテリーの充電向けに有効活用できる可能性を秘めていることに着目。実データを使用できるフィールドと調停機能を備えたプラットフォームを提供し、新規サービス創出を加速させるとのことだ。

なお、5者は、2025年度後半からプラットフォームの検討・構築を実施し、2026年度中に他事業者を誘致しての実証を開始する。将来的には波照間島での実証結果を踏まえ、業界横断の安心安全なデータ連携の仕組みを他の地域に展開することを目指すと述べている。

(出典:NTT Webサイトより)

get_the_ID : 248333
has_post_thumbnail(get_the_ID()) : 1

ログイン

ページ上部へ戻る