「モビスキャ」は、自動車などのモビリティに搭載したドライブレコーダーから取得した街の映像を効率的に蓄積する映像分散管理プラットフォームサービスだ。同サービスを通じて、データ活用パートナーが求める映像データの収集と活用を実現することができる。

具体的な流れとしては、NTT Com が同サービスを搭載したドライブレコーダーをモビリティパートナーに貸与。タクシー会社やバス会社などのパートナー企業が、通常業務としてモビリティを運行させる中で収集されたドライブレコーダーからの情報をドコモが収集する。その後、収集した映像に含まれる人物の顔などに対してマスク処理を行うなどの個人情報保護処理を施したのちに蓄積し、データ活用パートナーに提供する予定だ。

一方、「AI道路工事検知ソリューション(仮称)」は、街中の映像を解析することで、実際の街中を走行して目視確認していた作業を代替することができる。

なお、同社は、データ活用パートナーと協業し、同サービスを活用したさまざまなソリューションや新しいユースケースを検討していくという。電気業界向けの電柱の破損検知ソリューション、自治体向けの道路のひび割れ検知ソリューションなど各業界の課題を解決するソリューションを今後展開予定だ。また、混雑状況の把握、災害対策、開花状況の観測など、幅広い用途に応じた情報提供も検討していくとのことだ。

将来的には、自動車以外のモビリティや個人の端末で取得した映像を収集し、ユーザーそれぞれが必要な情報を取得できる大規模な映像プラットフォームを目指すと述べている。



（出典：NTT Com Webサイトより）