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NTT com、次世代型テレマティクスサービスブランド「LINKEETH」立ち上げ

2023/4/10(月)

「LINKEETH DRIVE」
イメージ図

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、高度な車両管理業務を実現する次世代型テレマティクスサービスブランド「LINKEETH」を立ち上げる。4月6日付のプレスリリースで明かしている。さらに、「LINKEETH」のサービスラインナップの一つとして、テレマティクスサービス「LINKEETH DRIVE」を提供開始するという。
ドコモグループでは、2001年から車両管理サービス「docoですcar」を提供しており、のべ3000社・10万台の利用者の安全運転や業務効率化を支援してきた。一方、この約20年の間でワークスタイル変革やコスト削減、脱炭素などの機運が高まり、車両管理業務の可視化などテレマティクスサービスに求められる機能はより幅広くなっている。

「LINKEETH」は、利用者のニーズに一層応えられるテレマティクスサービスを提供するために、「docoですcar」を基盤から刷新したものだ。安全運転管理者向けの車両管理業務の効率化・安全運転支援サービスにくわえ、日報や車両点検報告作成業務の自動化などのドライバーの業務効率化にも重点を置いたサービスを展開する。これにより、業務での車両活用全般におけるDX推進に貢献するという。

また、同社は、モビリティプラットフォーム「MAXIV」を4月6日から提供する。「LINKEETH」では、サービス基盤を「MAXIV」に刷新。外部サービスとの連携がしやすくなることから、データを活用した社用車管理の可視化による台数最適化・燃費向上などのグリーントランスフォーメーション(GX)推進が可能となる。

一方、「LINKEETH DRIVE」は、AI搭載通信型ドライブレコーダーを活用し、安全運転支援と車両運行管理をトータルに実現したサービスだ。センサーやAIを活用しドライバーの運転傾向をチェック、事故抑止・省燃費運転によるコスト削減を実現する。くわえて、リアルタイムに車両位置を可視化する動態管理機能を始め、日報作成の自動化、管理者への各種報告機能も提供するとのことだ。

さらに、「LINKEETH DRIVE」では、「アルコールチェックサービスとの連携」、「時空間検索」、「既存システム連携」の機能も有している。「アルコールチェックサービスとの連携」では、アルコールチェックサービスと併せて利用することで、車両管理業務の一元化や事故削減に向けた取り組み強化が可能となる。

ほかにも、「時空間検索」機能では、日時・エリアから該当する車両と映像を特定できるため、万が一のクレーム発生時も遠隔から的確な状況把握と対応できる。「既存システム連携」では、外部サービスやActive Directoryなどのマスタ連携が可能だ。これにより、アカウント管理や帳票出力などの自動化を実現するという。

また、「LINKEETH DRIVE」では、株式会社JVCケンウッド製のドライブレコーダー「STZ-DR06L」を採用している。今後は、さらなるマルチデバイス化や、搭載可能な車両などの種類(特殊車両、二輪車、船舶、電車など)の増強を図るとのことだ。さらに、サービス・機能面では、車両管理サービス群のラインナップ化や、ダッシュボード機能の強化により、利用者のニーズに応じた高度なデータ分析や利活用を支援する。

なお、NTT comは、今後モビリティにまつわる社会的課題の解決や新規ビジネスの創出を通して、NTT Comの事業ビジョン「Re-connect X」の実現を図る。そしてスマートシティ領域への事業拡大を目指すと述べている。

(出典:NTT com Webサイトより)

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