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NTTデータ、内閣府採択の交通環境情報ポータルサイトを一般公開

2021/5/10(月)

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は4月30日、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」(以下、SIP自動運転)における地理系データの流通促進に係る取り組みとして、2020年11月から試験運用で限定的な公開をしていた、交通環境情報ポータルサイト「MD communet」を一般公開すると発表した。

内閣府は、Society 5.0の実現を目指し、多分野の事業者が保有するモビリティに関連する情報の整理・構造化を通じて、産学官が連携して地理系データに係る自動運転分野のアーキテクチャ(以下、自動運転アーキテクチャ)を構築することにより、交通環境情報を始めとするデータの連携、および流通を促進し、社会課題の解決、新たなサービス・価値の創出に向けて取り組んでいる。

NTTデータは、2019年度に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が管理法人を務め、内閣府が実施した「SIP自動運転」のうち「自動運転・運転支援に係るアーキテクチャの設計及び構築のための調査研究」の公募に採択され、今回の事業に参画している。

MD communetは、散在しているさまざまなデータを積極的に活用できる、データ連携や流通を促進するための仕組みの構築、および普及促進を目的とした交通環境情報ポータルサイトだ。交通環境情報の活用によって、交通事故低減や交通渋滞の削減といった社会課題の解決や新たなサービス・価値を創造するため、データ提供者とデータ活用者の双方にとって魅力のある情報交換の場を作る。2020年11月から試験運用をしており、4月30日から一般公開する。

MD communetの特徴は、「情報の集約」「ビジネスマッチングの場の提供」「レコメンデーション機能」だ。市場に流通しているデータだけではなく、まだ市場に出ていない国や企業が保有するデータもMD communet内に集約する。これにより、ポータルサイト内で一元的にデータ検索が可能だ。アイデアソンなどのオフサイトでのイベントの開催や商談用のクローズ/セミクローズな場のセッティングや、データやビジネスに関する新たな発見を促進するレコメンデーションも可能だ。

なおNTTデータ、内閣府、NEDOの3者は、引き続き連携し、官民が持つ魅力的なデータの拡充、データを活用しやすい仕組みづくり、データ提供者・データ利用者の仲間づくりを継続して取り組むと述べている。

(出典:NTTデータ Webサイトより)

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