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米ベンチャーNuro、自動運転で食料品配達の実証実験

2018/8/22(水)

荷物搬送用の自動運転車を開発した米スタートアップ企業Nuroと、スーパーマーケットチェーンのKrogerは、8月16日、アメリカのアリゾナ州・スコッツデールで、自動運転車を利用した食料品配達サービスのパイロット事業を開始すると発表した。

■パイロット事業概要

NuroはKrogerの傘下企業であるFry’s Foodの配達サービスに、自動運転車を導入する。ユーザーはパソコンやスマホを使ってショッピングし、注文した商品を自動運転車が同日に自宅まで配送する。配送料は5.95ドル。
パイロット事業開始初期にはトヨタのプリウスを使用するが、秋から、Nuro自社開発の自動運転車R1を導入する予定である。

サービスの利用方法

・スマホでアプリをダウンロード/パソコンでホームページを訪問
・商品を選んで、注文する
・配送時間、受け取り窓口を選ぶ
・商品の発送、到着時間の連絡が届く
・自動運転車のパネルに通知されたパスワードを入力し扉解錠、商品を取り出す

■Nuroについて

Nuroの創立者、Dave Ferguson氏とJiajun Zhu(朱佳俊)氏


Nuroは、2016年に創立したテクノロジーのベンチャー企業。Googleの自動運転プロジェクトの首席エンジニア出身のDave Ferguson氏とJiajun Zhu(朱佳俊)氏が立ち上げた。「人々の生活を改善するためにロボティクスのボーダーラインを広げる」という理念に基づき、自動運転技術を使った製品開発を進めてきた。今年1月に、Nuroは荷物輸送専用の自動運転車を発表した。この自動運転車は、商品の配達や出前での利用を想定している。

Nuro開発の自動運転車紹介動画

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