小田急電鉄、MaaS実証の期間延長を発表 機能改善と拡充目指し6月末まで
2020/3/2(月)
小田急電鉄株式会社(以下、小田急電鉄)は、MaaSアプリ「EMot(エモット)」を用いた3つの実証実験の実施期間を、2020年6月30日まで延長すると発表した。
「EMot(エモット)」は、小田急電鉄が開発したMaaSアプリで、鉄道・バスや、タクシー・シェアサイクルなどの交通手段を組み合わせた複合経路検索や連携するモビリティサービスの予約・決済機能のほか、企画券や生活サービス施設の電子チケット購入などの機能がある。現在小田急電鉄は、このEMotを活用して箱根エリアで「観光型MaaS」(2020年1月開始)、新百合ヶ丘エリアで「郊外型MaaS」(2019年10月開始)、新宿・新百合ヶ丘エリアで「MaaS×生活サービス」(2019年10月開始)、以上3つの実証実験を行っている。
今回実施期間の延長が発表されたのは、これら3つのMaaS実証。当初はいずれも3月中まで実施する予定だったが、昨年台風19号などの影響により箱根での「観光型MaaS」の実験開始を延期したほか、それぞれの実証で機能改善と拡充を予定しているため、実証期間を6月30日まで延長するとしている。詳細な機能改善・拡充内容は改めて発表を行うとのこと。