オンデマンド交通に関する取り組み【2021年7月~2022年6月】
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2022/7/26(火)
オンデマンド交通は、利用者と事業者の双方にメリットのあるMaaSの一部として注目を集めている。さらに、地域の交通空白地域を埋めたり、道路の混雑を解消したりといった効果が期待されている。当記事では、2021年7月から2022年6月までに行われたオンデマンド交通に関する取り組みについてまとめる。
株式会社NearMe(以下、ニアミー)
ニアミー、京急中央交通株式会社(以下、京急タクシー)、京浜急行電鉄株式会社(以下、京急電鉄)は、神奈川県三浦市でAIオンデマンド相乗りシャトル「三浦三崎シャトル」を共同で運行した。実証実験の詳細については、2022年1月19日付のプレスリリースで明かしている。「三浦三崎シャトル」は、ニアミーが運営するオンデマンド相乗り配車サービス「スマートシャトル」に乗車できる実証実験だ。Webサイトから、出発地、目的地、人数、利用希望日時を入力すると、配車可否がメールで届く。運行期間は1月20日から2月19日まで、運行エリアは三浦市内で乗り降り自由、料金は無料だ。観光で訪れた人も、市内に住んでいる人も利用できる。
三浦市内は、特定エリアへの観光客の集中や、マイカー利用が多いことなどから、道路の混雑が課題となっている。同実証実験では、通常の公共交通機関ではアクセスしづらい魅力的なスポットへのアクセスが可能だ。これにより、観光客の回遊性の向上、分散化を図った。同取り組みは、観光庁「令和2年度第3次補正予算 既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業【事業者連携型】」に採択された取り組みの一環として行われた。
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