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パナソニック オートモーティブら、ソフトウエア開発の新プロセス確立

2023/3/16(木)

MBD共創の説明図

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社(以下、パナソニック オートモーティブ)は、マツダ株式会社(以下、マツダ)と共創し、自動車のソフトウエア開発の新プロセスを確立した。3月15日付のプレスリリースで明かしている。
自動車業界では、近年、車載情報制御系システムを中心として、ソフトウエアの大規模化が進み、抜本的な開発の効率化が求められている。両社は、これに対し、モデルベース開発による開発効率化に取り組んできた。

しかし、自動車のソフトウエア開発において、自動車メーカーと自動車部品メーカーのやり取りは、人の手で文章や図表を記載した仕様書を用いている。このため、記述のあいまいさや不足などから、不具合や設計のやり直し等が発生する可能性があった。

今回確立したプロセスは、従来実機で行っていた開発を、シミュレーションで検証するMBD(Model-Based Development、モデルベース開発)の手法により実現している。MBDには、実機の試作にかかるコストや人員数、開発期間の削減といったメリットがある。さらに、MBDでは、シミュレーションで構成するモデルをさまざまに組み替え、多くのアイデアを容易に試すことができる。
今回のモデル化により、従来の課題である、あいまいさを排除した仕様の記述や設計段階でのシミュレーション検証が、両社間にまたがって実施可能となる。一連の取り組みにより、設計の手戻りを回避し、開発工数を2割程度削減できる見通しだ。この新プロセスは、マツダの国内向け「MAZDA CX-60」に搭載のコネクティビティマスタユニット(車載情報制御系システム)の一部に適用されているとのことだ。

両社は、今回の開発プロセスの適用範囲の拡大により、さらなる開発効率化を目指す。同時に、MBD推進センターなどと連携し、他自動車メーカー、自動車部品メーカー、ツールベンダーなどを巻き込んだ、業界における標準化活動を推進するという。これにより、モデルを用いた高度なすり合わせ技術を実現し、日本の自動車産業の国際競争力の向上に貢献していくと述べている。

(出典:パナソニック オートモーティブ Webサイトより)

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