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蓄電池活用で再エネ利用率向上へ エネマネ実証を首都圏でEWら実施

2025/8/20(水)

パナソニック エレクトリックワークス社(以下、EW社)は8月18日、家庭や法人の利用者に設置された蓄電池等の低圧機器の制御を実施し、エネルギー利用の最適化を図るエネルギーマネジメントの実証を首都圏※1で開始すると発表した。

同実証は、ENEOS Powerと共同で実施するものであり、ENEOS太陽光買取サービスを契約中の家庭やオフィスビル等法人利用者を対象にEW社製蓄電池およびHEMS/BEMS※2を設置し、蓄電池、ヒートポンプ給湯機、空調機器等の遠隔制御を行う。

具体的な取り組み内容としては、蓄電池の充放電等をEW社独自のアルゴリズムを用いて適切に制御することで、HEMS/BEMSを活用した太陽光発電電力の自家消費最大化による再エネ利用率向上を目指す。同時に、エネルギーコスト削減および電力市場取引による収益性検証やオペレーション確認を行い、社会課題の解決と利用者・事業者の双方にメリットがある事業の可能性を検証する。

なお、EW社は、今回の実証で得られた知見およびデータと、長年培われてきた計測や制御技術を合わせ、今後、広く小売電気事業者に対しソリューションを展開する。これにより、家庭や法人利用者の電気代削減に役立ちしつつ、エネルギーの安定供給や脱炭素社会の実現に貢献していくと述べている。

※1 東京電力パワーグリッド株式会社管内。栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)(ただし離島を除く)。
※2 HEMS(Home Energy Management System)/BEMS(Building Energy Management System):分電盤の各回路の電力測定とディスプレイによる見える化、機器の制御を行う装置。(プレスリリースより)

(出典:パナソニック Webサイトより)

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