パナソニック、階層的な画像認識向けマルチモーダル基盤モデル開発
2023/11/27(月)
パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)は11月21日、任意のテキスト入力に応じたセグメンテーション※1タスクを遂行できる画像認識向けマルチモーダル基盤モデル開発を発表した。
※1 画像中の物体を見つけ出し、画素単位で映っているものを識別すること(プレスリリースより)
今回開発したモデルは、大規模言語モデルの事前知識を活用したものだ。カリフォルニア大学バークレー校と共同開発している。さらに、同技術は、40以上の公開データセットを対象とした評価実験で、世界最高性能※2を達成した。※2 2023年11月21日現在(パナソニックHD調べ)
今回のモデルを活用することで、車載センサにおける危険検知や、ロボットにおける操作対象の認識、ドローンの地形分析、医療画像などの階層的な画像理解が必要とされるさまざまな場面で、現場でのアノテーションの負担削減が期待できる。なお、パナソニックHDは、今後AI技術の社会実装を加速し、ユーザーの暮らしや仕事現場への役立ちに貢献するAI技術の研究・開発を推進していくと述べている。(出典:パナソニック Webサイトより)