パナソニック、EVカー「SPACe_C」でMaaS市場に参入
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2019/1/9(水)
パナソニックは10月30日から11月3日まで、創業100周年記念イベントCROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018」を開催し、自動運転機能を備えた電気自動車(EV)のコンセプトカー「SPACe_C(以下、スペイシー)」を披露した。パナソニックはこれを機にMaaS市場に参入し、今後自動車メーカーや自治体などと協業していきたい考えだ。
自動運転レベル4の低速EV
スペイシーは、EVの基盤部分であるシャーシーの上に、用途に合わせて架装できるキャビンが乗った形をしている。特定の場所でシステムが全て操作する自動運転レベル4の技術を採用しており、車内には運転席やハンドルやアクセルペダルなどがなく、大人4人が広々と使うことができる。スピーカーとLED照明は天井に埋め込まれており、車内の容積を最大化している。また、大画面のモニターで運転に気を取られず様々なサービスが受けられる。例えばスクールバスとして利用した場合車内が子供達の英語教室になったり、仕事中のせわしない移動時には大人のための健康相談を受けられたりなどの可能性を提案した。外部に対しては、前面にはかわいいキャラクター風の顔が表示され、その表情の変化で歩行者とのコミュニケーションを図る。車内の情報を外に見せたくないときはガラスをブラインド状態にすることもできる。車体のファサード全体に広告を表示し、外部に対するインターフェイスとして有効利用することも将来的に考えられている。
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