パーク24ら4社、空飛ぶクルマの離発着場開発に向け業務提携締結
2022/5/31(火)
パーク24株式会社(以下、パーク24)と、英Skyports社(以下、Skyports)、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)、兼松株式会社(以下、兼松)の4社は、空飛ぶクルマの離発着場(以下、バーティポート) 開発に向けた業務提携に関する覚書を締結した。5月27日付のプレスリリースで明かしている。
4社は、パーク24が管理する駐車場において、バーティポートに適した場所を特定するため、大阪・関西エリアを中心に事業性評価を含む共同調査を実施する。バーティポートは、空飛ぶクルマ用の離着陸拠点および、専用の充電施設として機能する予定だ。さらに、4社は、利用客のファーストマイルおよびラストマイルの移動手段として、パーク24のカーシェアリングサービスの活用についても検討を進める。あいおいニッセイ同和損保は、地上インフラおよび関連する空飛ぶクルマサービスに対する保険の提供・手配を行うとともに、空と陸をシームレスに統合したMaaSの開発を目指す。兼松は、Skyportsと日本における空飛ぶクルマの地上インフラ開発・運営において資本業務提携をしており、国内でも注目を浴びる空飛ぶクルマにおいて、Skyportsの継続的な国内事業開発を支援する。
なお、4社は、今回の提携について、多くの人に空飛ぶクルマをスムーズに利用してもらう環境を整備するための第一歩だと述べている。
▼関係各社のコメント
■パーク24 取締役 佐々木 賢一氏のコメント
この度、素晴らしきパートナーと共に、日本におけるバーティポート事業に参画できることを大変うれしく思います。
タイムズのブランドコンセプトは“モビリティ リンク”です。あらゆる交通手段がシームレスにつながり、モビリティの利用者である人と街がつながり、地域が魅力あふれる場所となる。バーティポート事業は、モビリティ リンクというタイムズのブランドコンセプトに欠かせない事業になるものと期待しております。
■Skyports アジア太平洋責任者 Yun Yuan Tay氏のコメント Skyportsはパーク24様、あいおいニッセイ同和損保様、兼松様と提携し、弊社のバーティポートの設計・開発・運用に関するノウハウを提供し、日本の皆様にとって空飛ぶクルマをより身近なものに感じて頂ける機会を得たことをうれしく思います。本提携により、弊社はパーク24様が保有する幅広い資産ポートフォリオを活用し、バーティポートの設置を検討し、パーク24様の顧客、パートナー、周辺地域のユーザー様に向けた新たな価値を提供します。
弊社は日本における空飛ぶクルマサービスの開発、普及を加速させるため、パートナーの皆様とモビリティサービスを発展させる重要な一歩の一翼を担えることを楽しみにしています。
■あいおいニッセイ同和損保 専務執行役員 山口 充氏のコメント
この素晴らしいパートナー各社様と日本におけるバーティポート事業で協業させていただくことを大変うれしく思います。この提携は、新たなモビリティとして期待が寄せられる空飛ぶクルマには不可欠な地上インフラ構築の貴重な第一歩です。弊社では空飛ぶクルマとバーティポートをご利用になるお客様の安全・安心を第一に、ニーズ把握や新サービスの開発を行い、空飛ぶクルマの普及・発展を通じた未来のモビリティサービス、カーボンニュートラル社会などの社会課題解決へ取り組みます。そしてパートナー各社様と協力し合う事で生みだされるシナジーにより、「空の移動革命」の実現へ貢献できればと考えます。
■兼松 上席執行役員 車両・航空部門長 城所 僚一氏のコメント
この度の覚書締結を大変光栄に思います。2020年よりSkyportsの日本におけるパートナーとして空飛ぶクルマの事業開発に向けた共同マーケティング等の活動をしてきた中で、関係事業者様との連携は重要なマイルストーンの一つです。パーク24様とあいおいニッセイ同和損保様との提携により、両社様が有する幅広いモビリティ関連事業と空飛ぶクルマの連携を4者で推進できることに大変期待をしております。今回の提携をもとにバーティポートの事業開発を加速し、「空の移動革命」の実現に貢献して参ります。