七十七銀行、駐車場・カーシェア事業の実証実験を開始 タイムズ24らのプラットフォーム活用で地域課題解決へ
2025/12/5(金)
株式会社七十七銀行(以下、七十七銀行)とタイムズ24株式会社(以下、タイムズ24)、タイムズモビリティ株式会社(以下、タイムズモビリティ)の3社は、2025年12月3日、七十七銀行本店にて「77Park・77Mobility実証実験開始セレモニー」を開催した。本実証は、地域金融機関が店舗駐車場などの保有資産を活用し、自らモビリティサービスを提供することで、地域の移動課題解決や活性化を目指す新たな取り組みである。
七十七銀行は同日より、同行の二日町支店(仙台市)を第1号拠点として、駐車場管理事業「77Park(ななぱーく)」およびカーシェアリング事業「77Mobility(ななもび)」のサービスを開始した。今後、対象店舗を順次拡大していく予定だ。
この事業において、タイムズ24およびタイムズモビリティは「タイムズプラットフォームサービス」を提供する。これは、パーク24グループが長年培ってきた駐車場やカーシェアリングの運営・管理に必要な独自システムやインフラ、ノウハウを法人顧客向けに提供するソリューションだ。七十七銀行はこのプラットフォームを活用することで、効率的かつ高品質なモビリティサービスの提供が可能となる。
今回の連携により、七十七銀行は地域における持続可能な移動手段を提供し、観光振興やまちづくりといった地域成長を支援する。また、宮城・東北エリアにおける交通インフラの補完、シェアリングエコノミーの普及促進、さらには脱炭素社会の実現に向けた都市づくりを推進していく方針だ。
地域金融機関とモビリティ事業者がタッグを組み、地域の社会課題解決に挑むモデルケースとして注目される。







