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アースカー、スマートモビリティ支援プロジェクトで観光地の課題解消へ

2022/12/13(火)

株式会社アースカーは、同社が運営する駐車場シェアリングサービス「特P(とくぴー)」とカーシェアリングサービス「earthcar」を活用し、観光地における交通課題を解決する「スマートモビリティ支援プロジェクト」を開始した。12月12日付のプレスリリースで明かしている。

経済産業省と国土交通省は、スマートモビリティチャレンジ推進協議会を2019年に立ち上げ、自治体と企業の協業をサポートしている。このような背景から、地域モビリティの整備・発展に向けた取り組みは全国で拡がりを見せている。

特に、観光地においては、慢性的な駐車場不足や二次交通網の整備など交通に関する課題を長年抱えている。コロナ禍を経て国内の観光需要が回復しつつある中、観光型MaaS導入の動きが各地の自治体で活発化している。

同プロジェクトでは、“シェアで観光地の交通を変える”をコンセプトに、同社の駐車場シェアリングとカーシェアリングで交通問題の解決を目指す。

「特P」では、観光エリアに在住する地元住民や法人事業所の駐車場を登録し、Web上で来訪客に貸し出すことができる。これにより、行祭事やイベント時の駐車場需要の増加に対応可能だ。また、特Pの150万人以上の月間訪問者に対し、観光地をアピールし集客につなげることもできる。

一方、「earthcar」は、駐車場があれば設備不要でどこでも設置できる。そのため、自治体は鉄道駅から観光地までの新しい二次交通手段として、カーシェアリングサービスを導入することが可能だ。観光や生活の交通インフラが充実することで、地域の交通利便性の向上につながる。

なお、同社は、シェアリングサービスを通じ、交通インフラの整備と送客による地域活性化を実現することで、観光地としての魅力度を高め、持続可能なまちづくりに貢献すると述べている。

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