欧州初 5GAAとクアルコム他、複数車間でのセルラーV2X直接通信デモを実施
2018/7/12(木)
5G Automotive Association(以下、5GAA)・BMW・Ford・PSA・Savari・クアルコムは7月11日、ヨーロッパ初の複数自動車メーカー間でのセルラーV2X直接通信の相互運用デモを実施したことを発表した。
5GAAは2016年9月27日にIntel、AUDI、BMW、Daimler、Ericsson、Huawei、Nokia、クアルコムによって結成、現在90社以上が加盟している。デモでは、Vehicle-to-Vehicle (V2V) による衝突回避、Vehicle-to-Infrastructure (V2I) による信号・交通管理センター(Traffic Management Centers (TMC))への通信により、セルラーV2Xによる安全性と交通の効率性向上が示された。デモで使用されたBMW社のオートバイ、Ford社・PSA社・BWM社の自動車にはクアルコム 9150 C-V2Xチップセットソリューションが搭載され、セルラーV2X直接通信が行われた。 V2Xソフトウェアスタック・アプリケーションソフトウェア、路側インフラストラクチャーはSavari社から提供されている。
セルラーV2Xは現在、ドイツ、フランス、韓国、中国、日本、アメリカでフィールドでの検証が進行中で、2020年にも導入される見込み。