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楽天、横須賀市で自動配送ロボットの実証実験を開始 地元スーパーとの連携も

2020/12/8(火)

実証に使用する自動配送ロボット

実証に使用する自動配送ロボット

楽天株式会社と横須賀市は、同市内の馬堀海岸地域において、自動配送ロボットによるスーパーからの商品配送サービスの実現に向けた公道走行実証実験を開始する。
楽天と横須賀市は、2019年に横須賀市が推進するスマートモビリティを活用した新規ビジネス創出や社会的課題解決を目指す「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ」の一環として、自動配送ロボットやドローンを活用した一般利用者向け配送サービスを期間限定で提供した実績がある。

今回の実証実験では、横須賀市馬堀海岸地域の住宅地(約200m×約120mの範囲)において、低速・小型の自動配送ロボットを自動走行させ、公道での安全な自動走行が可能か検証する。走行中は、実施地域から約5km離れた「横須賀リサーチパーク」から、自動配送ロボットを遠隔監視する。使用する自動配送ロボットはパナソニック製を採用し、最高時速4kmで走行する。

政府は、12月1日に取りまとめた成長戦略の実行計画において「公道走行実証の結果を踏まえて、遠隔で多数台の低速・小型の自動配送ロボットを用いたサービスが可能となるよう、来春を目途に制度の基本方針を決定し、2021年度のできるだけ早期に、関連法案の提出を行う」としている。楽天は、今回の公道走行実証実験も今後の制度整備に貢献できる取り組みとして位置付けている。

また、この取り組みは、同地域の「西友 馬堀店」から近隣の住宅地への自動配送ロボットを活用した商品配送サービスの実現も目指しており、2021年前半には、実際に近隣の住民からの注文を受けて「西友 馬堀店」の商品を届けるサービスとして、期間限定で提供する予定だ。

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