【ReVisionモビリティサミットレポート】次の社会に求められるモビリティやまちづくりのあり方を描く
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2021/4/19(月)
ReVision Auto&Mobilityが3月10、11日に第5回ReVisionモビリティサミットを都内で開催した。イベントにはCASE/MaaSへの対応、デジタル化、スマートシティのあり方、データ活用、物流などをテーマに講師25人が登壇し、講演とパネルディスカッションがオンライン・ライブ配信で行われた。
イベントは2日間にわたって開催。1日目は「新しい視点からCASEの進化を捉え直す」をテーマに、Section1は自動車業界が見据える未来、Section 2は国内外の市場とCASE進化の最新動向、Section3はクルマとモビリティの進化へカギを握る技術と戦略の3つのセッションが行われた。2日目は「スマートシティと地域・物流におけるMaaSの可能性を探る」をテーマに、Section4はウェルネスを実現するためのスマートシティとテクノロジー、Section5は地域のモビリティニーズにどう応えるか、Section6は物流×MaaSがもたらすビジネス変革の3つのセッションとなった。本記事では、特に2日目の各セッションに注目して取り上げていく。
日立が目指す「人間中心のスマートシティ」
Section4では、株式会社日立製作所ライフ事業統括本部 デジタルフロント事業部デジタルスマートシティ本部 本部長の中野洋樹氏、株式会社本田技術研究所先進パワーユニットエネルギー研究所エグゼクティブチーフエンジニアの岩田 和之氏、清水建設株式会社まちづくり推進室 プロジェクト営業部 部長の溝口 龍太氏、住友商事株式会社自動車製造事業第二部 事業企画チーム長の宮崎 良人氏、モデレータとして株式会社日本総合研究所リサーチ・コンサルティング部門都市・モビリティ デザイングループ 部長の船田 学氏が登壇。日立の中野氏は、「日立の考えるスマートシティと人々の暮らしの未来」と題し、同社が掲げる人間中心のスマートシティについて講演した。
日立では「まず、人の幸せから考える」をコンセプトに、生活者が安全・安心・快適に、そして健康的に暮らすことができるまちづくり、つまり生活者のQoLを向上するデジタルスマートシティの構築を目指している。
その土台として、長年の社会インフラ等の事業を通じて蓄積してきたデータやノウハウを集約し、新たなデジタルサービスを開発する基盤であるオープンイノベーションプラットフォームのIaaS(Infrastructure as a Service)を提供している。このIaaS基盤上でステークホルダーと共に新たなデジタルサービスを協創し、人間中心のデジタルスマートシティの実現に取り組んでいるという。
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