自家用車活用事業(以下、日本版ライドシェア)が解禁されて1年が経過した。この間にライドシェアサービス提供をはじめとして、ライドシェア関連のシステムの提供、ライドシェア専用保険の提供、観光地での実証実験、貨客混載によるライドシェアドライバーの収入向上化などの取り組みが進められている。また、4月13日から開催となる2025年日本国際博覧会（以下、大阪・関西万博）に向けて、大阪府全域では期間限定でライドシェアが24時時間稼働可能となった。
一方で、ライドシェアは地域によって需要と供給のバランスが異なっており、タクシーとの区別など課題解決に向けた取り組みも地域によって異なっている。特に、大阪・関西万博のように多くの需要が見込めるタイミングでどの程度のドライバーを確保するかが今後の課題になってくるだろう。