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モビリティ業界のロボティクス取り組みまとめ【2022年1月~7月】

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2022/8/26(金)

TISらのビジネスモデル

モビリティ業界では、自動配送ロボットや案内ロボットなど、さまざまな形式のロボットが普及し始めている。また、複数のロボットを一元管理するという取り組みを進めている企業もある。当記事では、2022年1月~7月に行われたモビリティ業界のロボティクス取り組みについてまとめる。

TIS株式会社(以下、TIS)


TISは、自動運転EV向けの共通シャシーを開発する中国の貴州翰凱斯智能技術有限会社(以下、PIX Moving社)と資本・業務提携した。2022年7月11日付のプレスリリースで明かしている。

PIX Moving社は、中国、米国、イタリアに拠点を置く自動運転EVスタートアップ企業だ。スケートボード型のEVシャシー、各種MaaS用ロボットの開発・製造、自動運転の移動空間「RoboBus」、および有人運転EV商用車/乗用車の量産化製品を提供している。これまでには、日本を含め世界20カ国にさまざまな製品を提供してきた。

今回の協定で、まずは中国市場において、TISと同社グループの中国現地法人である提愛斯数碼(上海)有限公司(以下、TISI上海)、PIX Moving社の3社が共同で、MaaS関連のITサービスの構築・提供を行う。

具体的には、PIX Moving社が、先行領域として介護施設、オフィスビル、工場などを対象に、屋外で稼働するサービス型自動運転EVを開発する。そして、TISが開発提供するロボットの統合管理プラットフォーム「RoboticBase」にて、屋内のロボットやビル設備も含めた統合管理を実現する。

これにより、屋内外をまたぐ、複数・異種の自動運転EV、ロボットを活用した利便性の高いサービスを提供できる。例えば、屋外の自動運転EVによって運ばれた荷物を屋内の配送ロボットが受け取り、施設内の利用者に渡すなどだ。



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