佐川急便が業務用電動アシスト自転車を本格導入
2020/9/11(金)
佐川急便が10日、豊田TRIKEと共同開発を進めてきた業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO(トライクカーゴ)」の本格導入を発表した。
「TRIKE CARGO」は、佐川急便と豊田TRIKEが共同開発してきた業務用電動アシスト自転車。2019年3月から佐川急便営業所の複数拠点でトライアルを実施していた。車体の軽量化などの各種改良を実施し、本格導入が決定した。8月24日から全国60営業所で、計155台の導入が順次始まっている。以前より佐川急便では、配送に電動アシスト自転車を使用していた。今回導入する「TRIKE CARGO」では、荷重の影響を直接車体に受けない牽引タイプを採用した。これにより積載可能重量が30kgから150kgへと増加している。また牽引部分は台車を直接搭載する仕様のため、積み替え作業を軽減できる。
また「TRIKE CARGO」には、パワーユニットにシマノの業務用アシストモーターを搭載、さらに変速機も採用している。このため佐川急便は、女性や運転免許未保持者など幅広い人材による活用も期待している。
電動アシスト自転車の採用は、二酸化炭素を排出しない環境に配慮した輸送へとつながる。佐川急便は、今後もさまざまな輸送方法を検討していくことにより、働きやすい環境づくりやさらなる業務効率化に努めると述べている。