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スクラムスタジオ、日本企業らの事業共創プロジェクト9件を発表

2022/7/22(金)


7つ目のプロジェクトは、出光興産株式会社(以下、出光興産)と茨城県鹿嶋市(以下、鹿嶋市)が参加する「AIを活用した地域の道路インフラ点検」だ。具体的には、地域を巡回する車両に取り付けたスマートフォンで撮影した画像をAIで分析し、道路の損傷が検出された場合に自治体へ報告する。

同プロジェクトは、出光興産の「ビジネスデザイン塾」において、鹿嶋市の協力のもと案件形成された。同市を走る公用車等の車両にセンサーを搭載して、2022年度中に実証実験を計画している。

8つ目のプロジェクトは、株式会社ジェーシービー(以下、JCB)、株式会社Replace(以下、Replace)、tance株式会社(以下、tance)が参加する「遊休地における屋台店舗開業者への決済サービス支援」だ。同プロジェクトは、smartcityXが定義した中長期テーマのうち、4番目の「都市と地域、世代やコミュニティのつながり」に沿っている。

同プロジェクトでは、Replaceが提供する「屋台開業プラットフォーム」を活用し、屋台店舗へのキャッシュレス決済端末を導入する。加えて、屋台運営に係る業務の効率化、集客力強化、DXなど非決済領域も支援する座組を検討する。

JCBの関連会社であるtanceが提供するサービスプラットフォームを通じ、Replaceの「屋台開業プラットフォーム」利用者が、開業時に決済サービスや非決済サービスを利用できることを目指す。なお、3社は、今後、この座組を具体化し、小売店舗開業のハードルを下げることで、遊休地の活用促進やその地域の活性化を推進していきたいと考えているという。

9つ目のプロジェクトは、出光興産とスマートスキャン株式会社が参加する「地域エコシステム『スマートよろずや』~SSネットワークを活用した予防医療拠点~」だ。同プロジェクトは、5つ目の中長期テーマ「リアルとデジタルの結節点」に沿っている。

同プロジェクトは、MRI搭載車両にて、オンラインで予約・問診から結果受領までを完結する「スマート脳ドック」サービスを提供する。これまでには、三重県東員町(2021年6月~7月)、静岡県島田市(21年10月~12月)で実証実験を行っている。さらに、山口県山陽小野田市(2022年4月~5月)、広島空港(2022年7月1日~20日)でも展開された。



(出典:スクラムベンチャーズ Webサイトより)

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