機械式駐車設備でEV充電予約~支払いまでアプリ上で完結 新明和工業が販売開始
2023/12/26(火)
新明和工業株式会社(以下、新明和工業)は12月22日、EV向け充電課金機能を開発し、2024年1月から機械式駐車設備 操作支援ツール「新明和パーキングサポートアプリ『SPASA』」のオプション機能としての販売開始を発表した。
同サービスの特長は、駐車と充電器とのコネクタ接続以外を、すべてアプリ上で完結させる点だ。機械式駐車設備の認証機能を利用することで、一般的なEV充電向けのアプリ等では必要とされる、駐車場における充電直前の二次元バーコードによる認証行為を省略している。対象は、新明和工業製エレベータ方式の機械式駐車設備だ。機械式駐車設備のアプリ内で、充電予約から支払いまでをワンストップで対応できるのは、「SPASA」が国内初(同社調べ)となる。また、マンション等の集合住宅が同サービスを導入した場合、利用者は自身のスマートフォンにインストールしたアプリ「SPASA」を通じて充電予約ができる。さらに、同サービスには、新明和工業が管理組合に代わって利用者から費用を徴収し、管理組合の口座振り込みまで引き受けるサービスを含んでいるという。
なお、同社は、今回開発した充電課金サービス機能を、二・多段式駐車設備や平面駐車においても今後展開していくと述べている。