埼玉県志木市でシェアサイクル実証 地域振興と代替交通など可能性さぐる
2020/8/17(月)
シナネンモビリティPLUS株式会社は、志木市(埼玉県)、OpenStreet株式会社と「志木市シェアサイクル実証実験に関する基本協定書」を締結。8月17日から実証実験を開始した。
実証実験は2020年8月17日から2022年3月31日まで行う。志木市内の公共施設6カ所、公園等30カ所、東武東上線の志木駅および柳瀬川駅前にシェアサイクルのステーションを設置する。そのほか、市内の7カ所のコンビニにはすでに設置が完了しているとのこと。実証実験の目的は、地域の活性化や観光振興、公共交通機能の補完・代替等に資する新たな都市交通システムとしてのシェアサイクルの有効性及び課題の検証を挙げている。
サービスの利用にあたっては、スマートフォンやタブレットなどを利用して、ステーションの検索や、自転車の利用予約から決済まで、一連の手続きを行うことが可能。また、志木市内に限らず、対応するステーションがあればどこにでも自転車を貸出・返却することができ、近隣の朝霞市、和光市では約150か所にすでにステーションが設置済みとのことだ。
シナネンモビリティPLUSは、シナネンホールディングスの100%子会社として2016年11月からOpenStreetと提携している。OpenStreetのシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活用し、サービスブランド「ダイチャリ」として多様な業種と提携しており、2020年7月末時点で首都圏を中心に約1,300ヵ所、6,200台のシェアサイクル事業を運営している(数字はいずれもシナネンホールディングスの発表による)。