同社では、以前より物流ドローン「SkyLift」をサブスクリプション契約にて販売していた。「SkyLift」は、1回の飛行で30kgの重量物の運搬が可能であり、着陸せずにどこでも荷下ろしできるホイスト機能を有している。このため、山間部等の地形的に自動車やクレーン、ヘリコプターの活用が難しい場所や、災害時で道路が使用できない場合等、高低差運搬を中心とした場所やシーンでも活用可能だ。

また、「SkyLift」は、全⾧1.9m×全幅1.2m×全高1.0mとコンパクトのため、利用希望の場所までワンボックスカーで簡単に運搬できる。操作に関しても、タッチパネルのシンプルな操作で行先を設定するだけで、自動運転で重量物を運搬可能だ。

今回のサービス提供のきっかけは、「現場で活用したいが、運用ノウハウが無いため導入が進めにくい」「パイロットの手配が自社では難しい」といったユーザーの声があったことだ。

「SkyLift Plus」では、同社製物流ドローン「SkyLift」を用い、運用に関わる各種業務を同社がワンストップで実施し、ユーザーの現場での荷物運搬作業等を完工する。「現地調査・飛行ルート設計等を包括的に企画」、「国土交通省への飛行許可申請書類の作成・交渉代行」、「SkyDriveが提携している経験豊富なパイロットを派遣」などの特徴がある。

なお、同社は、「SkyLift」を利用してもらうことで、山間部を中心とした、危険作業の回避、人員削減、時間短縮ができるようになり、日本の人口減少による労働力不足への対応ならびに労働生産性の向上に貢献できると考えているという。また、「SkyLift」は、バッテリー(電動)を燃料としており、カーボンニュートラルの時代に向けて、世界の山を知り尽くし、積極的に環境保残活動をされている野口氏と共に『SkyLift』の活用を盛り上げ、脱炭素社会にも貢献すると述べている。