【日本初】国交省、SkyDriveの空飛ぶクルマの型式証明申請受理
2021/11/1(月)
株式会社SkyDrive(以下、SkyDrive)は、「空飛ぶクルマ」の型式証明申請が国土交通省に受理され、型式証明活動を開始した。10月29日付のプレスリリースで明かしている。
SkyDriveの目的は、「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションとした、「日常の移動に空を活用する」未来の実現だ。2018年7月に設立、空飛ぶクルマおよび物流ドローンを開発している。30kg以上の荷物を運搬可能な物流ドローンは、山間部を中心とした作業現場で活用されている。空飛ぶクルマは、2025年に大阪ベイエリアでのサービス開始を目指している。
型式証明とは、国土交通省が航空法に基づき、新たに開発された航空機について、その型式ごとに設計、構造、強度、性能などが所要の安全基準及び環境基準に適合していることを証明するものだ。この証明のためには強度試験や飛行試験など、各種審査が行われる。なお、空飛ぶクルマとして国土交通省に型式証明申請が受理されたのは、日本で初めてだ。なお、型式証明の審査対象は、2025年に事業化を目指している機体だという。
■ SkyDrive 代表取締役CEO 福澤 知浩氏のコメント
国土交通省様とは、2018年に空飛ぶクルマの官民協議会が開始され、SkyDriveが初めて屋外飛行試験の許可を頂いたタイミングから、航空機を安全に試験・開発する進め方を議論させていただいてきました。今回、型式証明申請を受理していただき、ますます政府・国土交通省様と連携を深めながら、安心安全な空飛ぶクルマの機体開発を進めて参ります。
ここまでさまざまな形で弊社をサポートいただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。エアモビリティ社会の実現に向け、今後も国土交通省様をはじめ、さまざまな機関や企業様のご支援をいただきながら「空飛ぶクルマ」の事業開始を目指してまいります。