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SmartRydeら、予約配車システムを実証運用 送迎サービス強化へ

2022/5/30(月)

SmartRydeの
予約配車システム

株式会社SmartRyde(以下、SmartRyde)と広島電鉄グループのひろでんモビリティサービス株式会社(以下、ひろでんモビリティサービス)は、スマートフォン等で利用可能な予約配車システムを実証運用した。5月26日付のプレスリリースで明かしている。

両社は、2021年に民営化された広島空港のコロナ後の国際線需要復活を見据え、インバウンドを中心とした二次交通拡充の一環としてプライベートな空港送迎サービスの販売強化を図っている。また、コロナ後急速に増加することが予想される訪日外国人の広島での周遊観光もよりスムーズに利用できるよう共同で取り組みを対応する。

SmartRydeは、グローバルで展開する空港送迎マーケットプレイス「SmartRyde(スマートライド)」を運営している。ひろでんモビリティサービスは、広島市を拠点にハイヤー事業を展開中だ。両社は、共同で、広島空港からのインバウンドを中心としたハイヤーでの二次交通の拡充と、広島での周遊観光の促進準備を進めている。

両社は、観光促進の準備にあたって、SmartRydeを代表としたコンソーシアムを組成した。そして、SmartRydeが構築したスマートフォン等で利用可能な予約配車システムをひろでんモビリティサービスで実証運用した。なお、同コンソーシアムは、一般社団法人広島県観光連盟からデジタル技術等を活用した「観光地スマート化推進事業補助金」の採択を得た取り組みだ。

SmartRydeが構築した予約配車システムは、広島大学大学院先進理工系科学研究科 林田智弘准教授との共同研究で構築した配車の最適化アルゴリズムを活用している。ひろでんモビリティサービスは、同システムを導入することで、ユーザーのスマートフォン等での予約からハイヤー会社での配車、運行までの流れをスムーズにしている。ひろでんモビリティサービスは、大型ワンボックスタイプで広いトランクルームをそなえた車両を有している。これにより、海外からのユーザーをはじめとしたSmartRydeのWebサイトからの予約への対応等、空港を利用するユーザーのプライベートな移動に対応するという。

また、周遊観光については、ひろでんモビリティサービスのハイヤーでの広島市内発のプランをSmartRydeの予約サイトで販売開始した。今後インバウンド需要の回復等を見て、プランの販売促進を順次進めていく予定だ。なお、SmartRydeは今後、同製品のアップデートを継続し、さらには提携するタクシー・ハイヤー事業者の業務効率化により、ユーザーの利便性向上に貢献できるように開発を進めると述べている。

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