双日、デマンド型乗り合い送迎サービス「チョイソコかわさき」運行開始へ
2022/10/24(月)
双日株式会社(以下、双日)は、「チョイソコかわさき」事業を11月2日から運行を開始する。10月18日付のプレスリリースで明かした。
「チョイソコ」は、株式会社アイシン(以下、アイシン)が提供するデマンド型乗り合い送迎サービスだ。2022年7月時点で32自治体が導入している。同事業は、神奈川県川崎市における予約型デマンド交通サービスの実証実験事業計画が国土交通省、および川崎市の補助事業として採択されたことを受けて実施する。川崎市中原区、および高津区の武蔵小杉エリア一帯を対象として、2022年11月2日~2023年2月27日に行う予定だ。
また、同事業は、アイシンが提供するチョイソコシステムを活用し、予約状況に応じて最も効率的なルートで運行する。利用者は、電話やWeb、およびスマートフォンのLINEアプリから乗車を予約できる。
さらに、同事業は、自宅近くの停留所から、目的地となる近隣の日常サービス拠点(駅前商店街、バス停、スーパーマーケット、病院など)までの移動運行サービスを担う。くわえて、地域企業や民間団体、NPO法人とも協議会を発足して連携を図ることで、地域コミュニティのさらなる活性化や都市型MaaSの確立を目指す。これにより、地域住民のファースト/ラストワンマイルの移動手段の提供と交通を入口とした街づくりに貢献する。
なお、双日は、運行事業を通じて収集した利用ニーズや乗降データと、総合商社としての幅広い事業ネットワークと最新ITを活用する。そして、新たなヒトモノ輸送・サービス展開による地域活性化ビジネスのプラットフォーム構築を進め、MaaS事業の展開を加速していくと述べている。