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兵庫県や神姫バスなど、理化学研究所「SPring-8」で 自動運転EVバスの実証実験(1/2)

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2018/8/16(木)

5月20日~23日の4日間、兵庫県の播磨科学公園都市にある理化学研究所の播磨事業所敷地内において、兵庫県、神姫バス、ウエスト神姫、SBドライブが共同で自動運転EVバスの実証実験を行った。

播磨科学公園都市で自動運転EVバスを走らせる

実証実験が行われた播磨科学公園都市は兵庫県の南西部に位置する西播磨地域の山あいに囲まれた南北6km東西2kmの学術公園都市だ。人と自然と科学の調和をコンセプトにしている。大型放射光施設SPring-8やSACLA等の科学技術拠点、粒子線医療センター等の医療施設、兵庫県立大学、播磨光都サッカー場、産業団地、住宅地等があり、現在の交流人口は60万人を超える。SPring-8へ来訪する研究者、サッカー場を利用する子どもや学生など、移動需要はあるものの、自家用車を持たない者も多い。実証実験は、各拠点までのアクセス手段を自動運転技術によって確保するための可能性を検証するため行われた。

遠隔運行管理システムで2台同時監視

実証実験当日は理化学研究所 播磨事業所の北管理棟から研究交流施設までの往復約1.7kmを、自動運転EVバス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」2台が自動運転レベル3(条件付き自動運転)で走行した。「NAVYA ARMA」はハンドルやブレーキペダルがないフランス製の15人乗りの車両だ。平均走行速度15km/hで4箇所(中央管理棟、北管理棟、研究交流施設、食堂西)ある停留所を15分間隔で運行。4日間で約900人が乗車した。また、遠隔運行管理システム「Dispatcher(ディスパッチャー)」により、走行現場から15km離れたウエスト神姫の相生営業所で2台同時監視が行われた。


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