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スバル、トヨタ、マツダの3社、電動化に適合する新エンジン開発宣言

2024/5/29(水)

(写真左から)
スバル 代表取締役社長 CEO 大崎篤氏
スバル 取締役専務執行役員 CTO 藤貫哲郎氏
トヨタ 代表取締役社長 CEO 佐藤恒治氏
トヨタ 取締役・副社長 CTO 中嶋裕樹氏
マツダ 代表取締役社長 CEO 毛籠勝弘氏
マツダ 取締役専務執行役員 CTO 廣瀬一郎氏
株式会社SUBARU(以下、スバル)、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)、マツダ株式会社(以下、マツダ)の3社は5月28日、カーボンニュートラル実現に向けた電動化に適合する新エンジン開発を三社三様による宣言で発表した。
3社は、今回取り組む新たなエンジンにおいて、モーターやバッテリーなどの電動ユニットとの最適な組み合わせを目指す。また、エンジンの小型化によるクルマのパッケージ革新にくわえ、多様なカーボンニュートラル燃料(以下、CN燃料)にも対応することで内燃機関でのカーボンニュートラルを実現するという。

さらに、次世代のエンジンは、エンジン単体の性能向上だけではなく、電動ユニットと組み合わせることを前提に、エンジンと電動ユニットがそれぞれの得意領域で最適に機能することを目指すとのことだ。

また、従来のエンジンと比べて、高効率・高出力を実現しながら小型化し、クルマのパッケージを革新させる。これにより、エンジンフードをさらに下げることができ、デザイン性と空力性能を向上させながら、燃費性能の改善にも貢献する。今後厳しくなる排気規制への対応も念頭に開発を進める。

くわえて、新エンジンは化石燃料から脱却し、e-fuel(合成燃料)やバイオ燃料、液体水素など多様な燃料に対応することでカーボンニュートラルを実現します。これによって、新エンジンはCN燃料の普及にも貢献する。なお、3社は、エンジンへの想いや技能を持つ仲間とともに日本の自動車産業の未来を「共創」していくと述べている。

▼関係者のコメント
■SUBARU 代表取締役社長・CEO 大崎篤氏のコメント
カーボンニュートラル社会の実現は、日本の産業界・社会全体で取り組む課題です。私たちはクルマの電動化技術を磨くと共に、カーボンニュートラル燃料の活用に向けて、水平対向エンジン自身もさらに磨きをかけます。これからも志を同じくする3社で日本のクルマづくりを盛り上げてまいります。

■トヨタ 代表取締役社長・CEO 佐藤恒治氏のコメント
カーボンニュートラルに貢献する多様な選択肢をお客様にご提供していくために、未来のエネルギー環境に寄り添ったエンジンの進化に挑戦してまいります。志を共有する3社で、切磋琢磨しながら技術を磨いてまいります。

■マツダ 代表取締役社長・CEO 毛籠勝弘氏のコメント
電動化時代における内燃機関を磨き、マルチパスウェイでカーボンニュートラルの実現可能性を広げ、お客様がワクワクするクルマを提供し続けます。電動化やカーボンニュートラル燃料と相性の良いロータリーエンジンを社会に広く貢献できる技術として育成できるよう、共創と競争で挑戦してまいります。


(出典:トヨタ Webサイトより)

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