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住友ゴム、トラックのタイヤ管理アプリ「ESP3.0」提供開始

2025/3/5(水)

住友ゴム工業株式会社(以下、住友ゴム)は3月3日、トラックのタイヤ状態を一元管理できるアプリケーション「ESP3.0(イーエスピーサンテンゼロ)」の提供開始を発表した。


同アプリケーションの特長は、タイヤに装着されたTPMS(タイヤ空気圧監視システム)から得られるリアルタイムのタイヤの空気圧・温度データーにくわえ、これまで報告書で提供していたタイヤの溝・外観の点検データーを一元管理できる点だ。異常が生じた際には、運行管理者にはアプリケーションで、ドライバーにはメールで異常を知らる。さらに、アプリケーション上では、すぐに対応が必要なものは赤色、近々メンテナンスが必要なものは黄色で表示される。複数の車両を保持する事業者の場合、対応が必要な車両順に表示されるので、効率的な保守管理で車両の稼働停止期間を短くすることが可能だ。

また、同アプリケーションの対象は、DUNLOP(ダンロップ)の「タイヤ空気圧・温度管理サービス」の駐車場管理式およびテレマティクス式のツールを利用するトラック運行会社などのユーザーだ。得られたデーターを基に、タイヤ交換やローテーション、リトレッド用※台タイヤを提案し、効率的な保守管理によって、タイヤ起因の運行トラブルを未然に防ぐという。くわえて、同アプリケーションでは、新たに適正なタイヤ空気圧で運行した場合の燃費削減額、タイヤ寿命までの走行距離、CO2削減量を見える化している。なお、住友ゴムは、車両ごとのコスト改善の指標となるデーターを提供することで、サステナブルな事業運営に貢献すると述べている

※ 摩耗したタイヤの基礎部分である台タイヤを活用し、路面に接するトレッド部分に新しいゴムを貼り付けて再利用するタイヤ。

(出典:住友ゴム Webサイトより)

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