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大成建設と富士通、作業所業務支援システム開発 全国700カ所で利用開始

2023/8/8(火)

「作業所ダッシュボード」
画面イメージ

大成建設株式会社(以下、大成建設)と富士通株式会社(以下、富士通)は7月31日、作業所業務支援システム「作業所ダッシュボード」を開発し、大成建設の全国約700作業所で同システムの利用開始を発表した。

同システムの目的は、「生産プロセスのDX」の一環として、作業予定や施工状況など建設現場内の情報を集約・可視化して関係者間で共有することで、建設現場の業務の効率化を推進することだ。大成建設と富士通で開発チームを組み、大成建設における作業所ニーズのヒアリングと検証・修正を繰り返しながら開発。作業所の幅広いニーズに合致し、すべての作業所において利用可能で高効率なシステムを構築するとともに、アジャイル開発技術者の育成にも寄与するという。

「作業所ダッシュボード」では、「作業所内での各種工事の実施予定」、「作業所閉所情報、日報(本社・支店への毎日の業務報告・連絡)」、「職員個人予定(Microsoft Office Outlookとの連携)」、「建設現場内に設置したカメラ映像」などを共有できる。

ほかにも、LPWA通信(省電力かつ長距離での無線通信)を利用した、建設現場内の温湿度、暑さ指数(WBGT)、風向・風速、騒音・振動、水質PH、酸素濃度など各種センサーシステムと連携した作業所気象情報などのリアルタイム情報なども共有可能だ。

なお、両社は、今後組織的サポートを継続しながら、建設現場での「作業所ダッシュボード」の運用を通じて作業所業務の負荷軽減を図る。同時に、作業所ニーズを随時反映させてシステムの機能改善を進め、さらなる業務効率化による革新的な働き方の実現を目指すことで建設業界の課題解決に取り組んでいくと述べている。

(出典:大成建設 Webサイトより)

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