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レベル4自動運転対応の商用車両生産加速へ ティアフォーらが協業

2023/6/23(金)

(写真左から)トノックス 常務取締役 殿内崇生氏、ティアフォーCEO 加藤真平氏

株式会社ティアフォー(以下、ティアフォー)は、レベル4水準の自動運転機能に対応した商用車両の生産を加速させるため、株式会社トノックス(以下、トノックス)との協業を開始した。

既存の商用車両に対してレベル4水準の自動運転機能を追加するためには、車両の特殊設計を担うパートナー企業が必要不可欠となる。トノックスは、車体架装メーカーとして、これまで官公庁向け特装車設計・製作を行ってきた。さらに、トノックスの平塚工場では、年間3000台超を生産している。軽乗用車などの小型車両からバス・トラックなどの大型車両まで幅広い車種に対応し、車両改造や部品・電装品の艤装に関する高度なノウハウや特殊仕様への対応能力と生産体制を確立している。

今回の協業では、まずはトノックスの平塚工場で、ティアフォーが策定した「レベル4自動運転化ガイドライン」に従い、レベル4水準の自動運転機能に対応するための電動化・冗長化対応、ボディの設計・製造・構築等を実施する。将来的には、生産対象車種をさらに拡充し、両社の強みを生かしながら、自動運転技術の社会実装を推進するという。

なお、ティアフォーは、今後も自動運転技術の普及と進化に向けた取り組みを続け、パートナー企業と共に社会に貢献することを目指すと述べている。

▼関係者のコメント
■トノックス 常務取締役 殿内崇生氏のコメント
架装メーカーとして実績と信頼を積み上げた当社と、先端技術である自動運転ソフトウェア開発を進めるティアフォー社との協業は、ハードがソフトの可能性を導き出す新しいクルマ作りへの挑戦です。両社の高い技術力と志を融合させることで、ものづくり企業からモビリティ企業へと進化させ、自動車産業のさらなる発展と移動課題解決に向けて貢献します。

■ティアフォー 代表取締役社長 CEO兼務CTO 加藤真平氏のコメント
車体架装のリーディングカンパニーであるトノックス社とオープンソースでの開発を進めるティアフォーとの協業により、さまざまな自動運転ソフトウェアの搭載が可能なホワイトレーベルEVの量産化モデルを構築、挑戦で得たノウハウの公開により、あらゆる人がEVを設計できる「技術の民主化」を進めます。生産できる事業を進めます。まさに「自動運転の民主化」を体現していきます。

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