ティアフォー、自動運転システムの開発運用基盤ライセンス提供開始
2023/9/14(木)
株式会社ティアフォー(以下、ティアフォー)は9月13日、自動運転システムの開発運用を容易に事業化するための新たなソリューション「ブルーバード」の提供開始を発表した。
「ブルーバード」は、ティアフォーが所有する開発運用基盤のライセンス提供を中心としたソリューションだ。同ソリューションを活用することで、利用者は自動運転関連のソフトウエアの開発、およびハードウエアの生産が可能となり、特定企業に依存しない持続可能なエコシステムの形成が期待できる。また、パートナー企業は、今回の「ブルーバード」のライセンス提供により、規模の大小に関わらず、ティアフォーと同等の開発運用基盤を手に入れることができる。このため、自動車メーカーや交通事業者向けにプラットフォーム事業を展開し、課題解決を支援できるようになる。さらに、開発運用基盤をカスタマイズすることで、より先進的なソリューションを自社ブランドで第三者に提供することも可能となる。なお、ティアフォーは、今後も自動運転技術の普及と進化に向けた取り組みを続け、パートナー企業と共に社会への貢献を目指すと述べている。
▼関係者のコメント
■Leo Drive社 CEO Armağan Arslan氏のコメント
Leo Drive社はヨーロッパにおける自動運転の社会実装を目指しています。ティアフォーの「ブルーバード」を活用し、Leo Drive社のEngineering Serviceと組み合わせることで、早期の自動運転社会実装を実現できると信じています。
■日本電気株式会社(以下、NEC) モビリティソリューション統括部長 斉藤星児氏のコメント
NECは人やモノなど、さまざまな移動に関する課題を解決するために、自動運転ソリューションの開発に取り組んでおります。ティアフォー様の「ブルーバード」を活用することで、NECが持つ基盤技術を短期間で自動運転ソリューションに応用し、実証することができると信じています。
■Robotec.ai CEO Michał Niezgoda氏のコメント
Robotec.aiは、自動車OEMおよびTier 1企業を支援して、自動運転の安全な実装を実現しています。テストと検証は、自動運転を実現するための重要な要素です。「ブルーバード」およびその検証ツールセットは、ヨーロッパの自動車市場に多大な価値を提供します。私たちは、ティアフォーとのパートナーシップがヨーロッパおよびそれを超える地域での自動運転プログラムの開発を加速させると確信しています。