次世代BEV開発と事業加速へ トヨタ、BEVファクトリー新設
2023/5/12(金)
トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、5月15日付の組織改正および幹部職の担当変更を実施する。
今回の組織改正では、「クルマ屋ならではの次世代BEV」の開発と事業を加速させるために、専任組織として、BEVファクトリーを新設する。さらに、トヨタZEVファクトリーを廃止し、車両カンパニーへ移管する予定だ。BEVファクトリーでは、ワンリーダーの下、「開発・生産・事業」全てのプロセスを一気通貫で行うことで、スピーディーな意思決定と実行を実現する。さらに、海外、ウーブン・バイ・トヨタ、仕入先と一体となる横断的な組織体制によって、アジャイルな開発加速を図る。海外(北米・中国・欧州等)では、BEV普及地域のユーザーニーズと市場動向の取り込みを実施。ウーブン・バイ・トヨタでは、知能化の最新技術を捉えて開発する。そして、仕入先では、新技術・新工法を用いた新たなモノづくりを実施するとのことだ。
また、同社は、今回の組織変更により、幹部職(統括部長以上)の担当変更も実施する。具体的には、加藤武郎氏が、クルマ開発センター(センター長)からBEVファクトリー(President)へと異動する。さらに、石島崇弘氏は、トヨタZEVファクトリー(本部長)からクルマ開発センター(センター長)への異動となる予定だ。