トヨタ 燃料電池自動車の更なる可能性「Fine-Comfort Ride」 東京モーターショー2017
2017/12/29(金)
東京モーターショーにてトヨタが展示した燃料電池自動車(FCV)のコンセプトモデル「Fine-Comfort Ride」。電動車だからこそできる自由なレイアウトと水素をエネルギー源とする大電力量を活かし、「プレミアムサルーンの新しいかたち」として提案された「Fine-Comfort Ride」は、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能と3分程度の水素重点で十分な走行距離を得られる利便性を兼ね備える。そんなFine-Comfort Rideの車内デザインについて、トヨタの担当者に話を伺った。
※こちらのギャラリーページでTOYOTA Fine-Comfort Ride 他の車内360°画像がご覧いただけますFine-Comfort Rideが示すFCVの更なる可能性
Fine-Comfort Rideは車両前方から中央にかけて上下に拡がりを持たせ、後部にかけて絞り込んだダイヤモンド型キャビンを採用し、2列目シートの空間と空力性能を最大化。インホイールモーターの採用、タイヤの四隅配置やボディー下をカバーで覆うことによって高い走行安全性と静粛性を実現させている。さらに車内は「Wearing Comforts(快適な空間に包まれる)」をテーマに、クルマが単に移動するための乗り物ではなく、乗員に移動以外の価値を提供する将来のモビリティを具現化。自由な姿勢に調整可能なシートを中心に、エージェント機能やタッチディスプレイを配置し、乗員は自由に情報へアクセスできる。シートレイアウトも自由に調整可能で、Fine-Comfort Rideを「個の空間」としても「個×個のコミュニケーション空間」としても使用できる。Fine-Comfort Rideの車内デザインはどのようなコンセプトなのでしょうか?
Wearing Comforts(快適な空間に包まれる)という考え方になります。独立したシートで自由な姿勢が取れる、自由に回転ができる点や、エージェントを含めて空調のコントロールや快適利便な情報を自動的にオススメで出してくれる等に窓が使えないかという考えです。各シートに誰が座っているかによってエージェントがその人に合わせてアナウンスしてくれるということでしょうか?
そうなります。ドライバー席は回転する角度が制限されています。
ドライバー席は安全性を考慮して角度を制限していますが、それ以外にも完全対面でコミュニケーションをとるよりも目線が交錯しないよう考えて設計しました。このデザインは自動運転の時代を想定したものになるのでしょうか?
そうですね。2025年から2030年を想定しています。「Concept‐愛i」とは違うデザインに感じます。
Concept‐愛iの方はより高度なAIを使用しています。Fine-Comfort Rideは実際に販売するクルマに近い形となります。 1 2
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