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トヨタ 受け継がれていく街のアイコン 燃料電池バス「SORA」

2017/12/27(水)



「SORA」の運転席の様子


そんな燃料電池バスのコンセプトモデル「SORA」について、トヨタの担当者に話を伺った。

 

「SORA」では内部のシステム全てを標準装備としてトヨタが開発しているのでしょうか?

バス会社さんによってそれぞれにお得意様があるので、本当はやりたいのですが内部のシステムをデフォルトで全部賄うというところまではできていません。バス会社さんそれぞれに今までのお付き合いもあるでしょうから、どこまでやりましょうかという話をバス会社さんと慎重に協議しつつという形になります。ただ、トヨタのセーフティセンスなど横とのつながりでトヨタの機器を使っていただいた方が良いところもあります。そういうところは最初から入れていただけたらいかがでしょうかという提案をさせていただいています。

 

コネクティッドカンパニーで開発されているDCM(車載通信機)の搭載も視野に入れられているのでしょうか?

DCMも将来的にはと考えています。

 

車両を見て「次のバスの標準仕様」というイメージを感じました。

バス会社さんそれぞれに事情がありますから、付き合いもあるので標準化すると今までの既得の所との兼ね合いが難しいです。日本の商用車の分野は少し難しい部分があるので、今後はそういうことではグローバルに渡っていくのは難しいと思います。

「SORA」はSky、Ocean、River、Airの頭文字をつなげ、地球の水の循環を表しているという。トヨタはコンセプトモデルをベースにした市販型の発売を2018年から予定しており、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて東京都を中心100台以上の導入が予定されている。トヨタが提供する人にも環境にも優しい次世代の燃料電池バスが、東京オリンピック・パラリンピック2020を盛り上げようとしている。
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