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トヨタ、Woven City 始動 将来2,000人以上が暮らす実証都市へ

2021/2/24(水)

「Woven City」地鎮祭の様子

「Woven City」地鎮祭の様子
(トヨタ グローバルニュースルームより)

トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)と、トヨタグループでソフトウェアを中心としたさまざまなモビリティの開発を担うウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社(以下、ウーブン・プラネット)は2月23日、新たなまちづくり構想である「Woven City(ウーブン・シティ)」の建設開始にあたり、地鎮祭を実施した。

■「富士山の日」に Woven City 始動

地鎮祭は、建設地であるトヨタ自動車東日本(以下、TMEJ)東富士工場跡地に隣接する旧車両ヤードで実施。来賓には川勝 平太静岡県知事や髙村 謙二裾野市長など地元から来賓を招き、トヨタの豊田 章男社長、ウーブン・プラネットのジェームス・カフナーCEO、TMEJの宮内 一公社長などの関係者も出席し、建設工事の安全を祈願した。

豊田社長は、「本日、『Woven City』プロジェクトが正式にスタートしました。決めたことを決めた通りに進めるということは、簡単なことではありません。これまで多大なるご支援、ご協力を賜りました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。『ヒト中心の街』、『実証実験の街』、『未完成の街』が『Woven City』のブレない軸です。多くの仲間とともに、多様性をもった人々が幸せに暮らすことができる未来を創造することに挑戦いたします」とスピーチを行った。

スピーチを行う豊田章男社長

スピーチを行う豊田章男社長
(トヨタ グローバルニュースルームより)


また、TMEJの宮内社長は、「私どもの東富士工場がこれまで53年間にわたり、地域の皆様に支えられ、この地で生産を続けられましたことに心より御礼申し上げます。この工場で働き、日本の自動車産業の隆盛を支えてきた多くの先輩たちの学びを、私たちは次の時代に引き継いでいかなければなりません。『Woven City』は更地の上でなく、東富士工場の歴史の上にできる。この言葉を胸に今後も最大限の協力をして参りたいと思います」と述べた。

■Woven City、将来は2,000人以上が暮らす街へ

トヨタが「Woven City」構想を発表したのは、昨年1月ラスベガスで開かれたCES2020の場だった。「Woven City」は、トヨタがモビリティカンパニーへの変革を目指す中で取り組む、ヒト中心のまちづくりを行う実証プロジェクトだ。プロジェクトでは自動運転、パーソナルモビリティ、ロボット、AI技術などをはじめ、さまざまな領域の新技術を検証する。

地上に自動運転モビリティ専用、歩行者専用、歩行者とパーソナルモビリティが共存する3本の道を網の目のように織り込み、地下には物流専用の道を1本通す想定だ。高齢者、子育て世代の家族、発明家を中心に初めは360人程度、将来的にはトヨタの従業員を含む2,000人以上の住民が暮らし、社会課題の解決に向けた発明がタイムリーに生み出せる環境を目指す。

なお、プロジェクトの本格始動にあたり、今月トヨタは「Woven City」のFacebookアカウントを開設した。今後、現地の様子やプロジェクトの進捗など、随時情報を発信する予定だ。

【Woven City(ウーブン・シティ)公式Facebook】 日本語版: https://www.facebook.com/WovenCity.JP 英語版: https://www.facebook.com/WovenCity.GL 【Woven City 公式サイト】 https://www.woven-city.global/jp
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