ニュース

佐賀県多久市でドローン配送を実証 「空の道」構築に向け連携本格化

2020/10/21(水)

実証実験で使用する機体(DJI M300)

実証実験で使用する機体(DJI M300)

​空中権シェアリングサービス「sora:share」を展開する株式会社トルビズオンは、多久市、多久市まちづくり協議会かつやく隊(以下、かつやく隊)、一般社団法人AgVenture Labの協力のもと、多久市におけるドローンを活用した物資運搬に関する実証実験を10月26日に実施する。また、今回の実験を契機とし、ドローン航行のための定期ルートである「空の道」構築に向けた検討を本格化する考えだ。
トルビズオンは2022年度を予定している有人地帯での目視外飛行(レベル4)の実施に向けた航空法改正を見据えて、自治体やまちづくり協議会、JAグループ、JForestグループなど、地権者調整に欠かせない団体と連携することで、農地上空や森林上空の飛行許可を組織的に取得する仕組みを整え、ドローン航行のための「空の道」構築を目指す。
※官民協議会で取りまとめた「空の産業革命に向けたロードマップ」では、ドローンの利活用について以下のレベル分けがなされ、それぞれに応じた要件が定義されている。[レベル1] 目視内での操縦飛行、[レベル2] 目視内飛行(操縦なし)、[レベル3] 無人地帯での目視外飛行 (補助者なし)、[レベル4] 有人地帯での目視外飛行(第三者上空)

今回「sora:share」を活用し、多久市まちづくり協議会や協力団体と共に、「1.配送困難地域とされる山間部への旅行者や居住者が、手軽に注文できるドローン・フードデリバリーサービス」と、「2.山間部の農家が農作物を直売所まで運ぶドローンデリバリー」の2つをテーマとした実証実験を行う。往路ではキャンプ場客へ地元名産品を配送し、復路では直売所に向けた農作物の配送を検証する。

今回の実証実験の配送ルート (一部区間は車にて配送)

今回の実証実験の配送ルート (一部区間は車にて配送)



今後はドローンを活用したまちづくりに取り組む地元住民で構成した多久市まちづくり協議会と共同し、日本初のシェアリングシティとし空路開拓にコミットする多久市と、「上空シェアリング・モデルシティ」を目指して、上記ルート以外にも複数のルート開拓を実施する。またこれらの「空の道」は、ドローン配送のみならず、農地や山林の状況確認、鳥獣害調査、高齢者の見守り等、さまざまなドローンソリューションのために利用する方針だ。

ログイン

ページ上部へ戻る