日本ユニシス VWジャパンの充電サービスにモビリティサービスプラットフォームの提供
2018/7/17(火)
⽇本ユニシスは、フォルクスワーゲン グループ ジャパンが 2018 年 7 ⽉ 4 ⽇から開始する充電サービス「Volkswagen 充電カード」に、モビリティサービスプラットフォーム「smart oasis for charging」を提供すると発表した。
本プラットフォームは、クラウド型でシステム機能を提供し、充電サービスをはじめとしたモビリティサービスの事業運営に必要となる会員管理・サービス管理・課⾦決済などを実現する。これまで、⽇産⾃動⾞などにサービスプラットフォームとして採⽤され、今回、欧州⾃動⾞メーカーとしては初の採⽤となる。
概要
⽇本ユニシスが提供する「smart oasis for charging」は、今後の EV シフトを踏まえ、多様なプレーヤーによる事業参⼊を想定し、マルチテナント⽅式(複数事業者による共同利⽤⽅式)でシステムを利⽤することができるプラットフォームである。充電サービス事業者は、少ない初期投資と短い導⼊期間で、充電カードの発⾏が可能となる。今回、フォルクスワーゲン グループ ジャパンの「Volkswagen 充電カード」に「smart oasis for charging」のサービスを提供することで、多様化する顧客ニーズに迅速かつ柔軟に対応し、充電サービス事業者の継続的な競争優位性を実現する。「smart oasis for charging」サービスとは
フォルクスワーゲン グループ ジャパンでは、7 ⽉ 4 ⽇より「Volkswagen 充電カード」のサービス提供を開始する。この充電カードは、全国約 2 万基の合同会社⽇本充電サービスの充電ネットワークに対応し、フォルクスワーゲンの EV・PHEV オーナーは、本カードを⽤いてプランに応じて急速充電器や普通充電器を利⽤することが可能となる。フォルクスワーゲンとしては、国内初の充電サービスの提供である。⽇本ユニシスは、フォルクスワーゲン グループ ジャパンによる「Volkswagen 充電カード」サービスのIT 基盤を担い、モビリティサービスプラットフォーム「smart oasis for charging」によって実現する。今後の展開
⽇本ユニシスは、2009 年から他社に先駆けてクルマの EV 化に対応した電気⾃動⾞(EV)・プラグイン ハイブリッド⾞(PHV)向け充電インフラシステムサービス「smart oasis for charging」を開始し、⾃動⾞メーカー向けサービスやユーザー向けサービスの拡充を⾏ってきた。また、クルマの「所有から利⽤」への動きが進む中、国内各地でカーシェアリングサービス「smart oasis for Carsharing※」への展開なども進めている。そして、モビリティのサービス化の動きが加速する中、次世代モビリティサービスのプラットフォーム化を進めている。⽇本ユニシスは、EV 化やサービス化、さらには異業種参⼊といったクルマを取り巻く環境が⼤きく変わろうとしている中で、モビリティサービスの IT 基盤を拡充し、充電サービス、カーシェアサービスに留まらず、業界を越えて連携する「ビジネスエコシステム」の中核となって、今後も、便利で安⼼な移動を実現する⾰新的なサービスを創造していく。
※⽇本ユニシスの「smart oasis for Carsharing」は、電気⾃動⾞(EV)やプラグイン ハイブリッド⾞(PHV)の利活⽤形態として注⽬されるシェアリングサービスの事業運営に必要となる利⽤者認証機能や課⾦機能および運⾏管理機能等を提供するシステムサービスである。